福田真琳「やめてまどちゃん！私たちお友達でしょ？！」

真琳ちゃんは友達なんかいないでしょ？

真琳ちゃんは私のペットなんだから…

（栞？　どうしてこんな格好…）

ｶﾞﾁｬ

「最初は栞から誘ってきたんだよね」

（！？）

「私と真琳ちゃんの関係に嫉妬してたみたい。そうだよね、栞？」

「はい、そのときは私が愚かでした。円香様に楯突こうなど浅はかな考えを…」

「真琳ちゃんの気を惹こうと必死だったんだよ。私を誘惑して、堕とすために色んなコトしたよね？　でも最後は私が、斉藤円香が勝った。そうだよね、栞？」

「はい、ﾔｷﾞｼｵﾘは円香様のしもべです。完全な所有物です。空っぽだった人形の身体に魂を注いでくださったのが円香様です。円香様の命令なら何だって訊きます。円香様、ご用命ください。円香様…」

「そしたら栞、私が貴方にしてあげたみたいに、真琳にも生きる歓びを与えなさい」

「承知いたしました。円香様」

ｳｨｨｨｨｨｨﾝ…ﾌﾞﾙﾌﾞﾙﾌﾞﾙ…

（こんなの…　ウソでしょ…　ウソって言ってよ！　栞！）

「真琳ちゃん、怖がらなくていいからね？　すぐ良くしてあげるから…　一緒に円香様のしもべになろう、ね？」

（やめてっ…！）

「アハハハハ！　真琳ちゃん可哀相！　真琳ちゃんの大切なモノぜーんぶ私が壊しちゃった！　これで真琳ちゃんは死ぬまで私のモノ！　真琳ちゃんの全部私のモノなんだ！　可笑しい！　アハハハハハ！」

（やめて…　おねがい…　許して…　栞…　円香ちゃん…）

ｽﾞﾌﾟｯ